- やまがた自然エネルギー学校庄内レポート
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-地域で取り組む小水力発電-
- 講師上坂博亨 / 富山国際大学教授
- 講師小島一二三 / もがみ自然エネルギー株式会社
- DATA2018年3月24日(土) / 鶴岡協同の家 こぴあ
やまがた自然エネルギー学校は、12月に新庄でも好評であった小水力をテーマに再び富山国際大学教授上坂博亨先生をお迎えしました。上坂先生の講演内容は
前回のレポートをご覧いただければと思います。そして、今回は地元山形県の動向として、大蔵村で計画されている升玉砂防堰堤の小水力発電490kWの話をもがみ自然エネルギー株式会社常務の小島一二三さんから紹介いただきました。当初、大蔵村と共同開発することで話が進められていたところ、東京の日本工営株式会社も入ることになり、この3月「おおくら升玉発電所株式会社」が設立される運びとなったそうです。また、山形県管理の砂防堰堤における中小水力発電適地調査の結果について、庄内総合支庁環境課の環境企画専門員、高橋耕平さんから説明いただきました。県全体では33カ所が適地として選定されており、うち庄内地域は酒田市内3カ所、鶴岡市内4カ所です。上坂先生からもこういう情報が公開されているということはすばらしいとのコメントがありました。
そして翌日は、その適地の中から3カ所を上坂先生といっしょに見て回りました。何気なく見ていた砂防堰堤も、こうして見るといろんなものがあります。このお宝をなんとか地域の手でうまく活用していきたいものです。春の気配と水の力を感じながら里山の川をめぐる楽しいひと時でした。
201年3月24日(土)
鶴岡協同の家こぴあ にて
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上坂博亨先生 |
小島一二三さん |