風の島からのヒーローの講演を聞きに、連休の中日、彼岸にもかかわらず大勢の方が集まってくださいました。主催の温海で自然エネルギーを考える会、五十嵐賢一さんの挨拶でスタート。三浦先生の挨拶と、温海と対比したデンマークの紹介、地域での自然エネルギーの大切さのはなしから始まりました。温海地域自治会会長連合会会長の奥井厚さんも、ご多忙の中駆けつけてくださいました。
まず、ハーマンセンさんの絵本「風の島へようこそ」の朗読から始まり、サムソー島のこれまでを簡単にやわらかく伝えました。
ハーマンセンさんの講演では、どんなエネルギーが、どれぐらい使われていて、どうやって実現できたのか、ハーマンセンさんのこれまでの取組のはなし、が聞けるのかとおもいきや、もっと、コミュニティとは何か、地域とは何か、といったことを、みんなが話している、ということをむしろ強調されていました。それを、共有する共同体、Comomunity という造語で、表現し、それを作り出す場を、バイキングリーダーシップと表現されていました。
講演が終わって休憩の後は、ソーレンさん奥様マレーネさんのワークショップです。
まずは参加者同士が輪になっての自己紹介タイム!(チェックイン)どこから来たか、講演会にどんな期待をよせてきたのか、ここの場での発見をそれぞれ挨拶とともに語り合いました。
時計回りに順番に、ということでなく、話す準備ができた人から、手を上げて話す。そして、しばしの沈黙が訪れても、みんなを待つ、というのが大切なのだ、とマレーネさん。全員が手を上げる必要もない、と、自己紹介を強いることなく手を挙げない人も、強制されないやり方は、「話していない人いませんね?」と、最後の一人まで自己紹介するやり方とは異なり、自発性を重んじるバイキングならではのやり方でした。
チェックインが終わると、この場に様々な人がいて、殆どの人が初対面同士だが、なんとなく近づいた感じを持てた雰囲気が生まれていました。
そしてソーレンさんから、皆からの質問への答えタイム。とってもきさくなソーレンさんは参加者の輪の中心に入り、みんなの顔を見ながら表情豊かに質問に答えてくれました。とってもなごやかな時間が過ぎていきます。ハーマンセンさんが質問に答えるために、最初に選んだ疑問は、
「奥さんは最初から協力していましたか?」
その場に奥さんがいたので、皆の視線は奥さんへ。当然、最初はわけわからなかったわ。。という表情。やっぱり、場所は違えど、新しいことを始めるときに、家族への共有が一番地ということでした。
(文責・加藤)