太陽光発電や風力発電などなど、自然エネルギーは自然から作るものですが、作るのは人です。自然エネルギーは発電設備等の技術に目が行きがちです。しかし、自然エネルギーは地域の人が、地域の自然を使って、エネルギーを作る、人と自然のドラマです。薪がそうでしたし、電化が始まった明治の頃の水力発電もそうでした。また、このエネルギーは誰が、どこで、どうやって作っているのか、自然エネルギーは農産物と同じように作り手が見えることも大事なことだと思います。
自然は資源。自然をエネルギーにすれば利益を生み出すこともできるようになってきました。地方の豊かな自然は経済的な価値を持ち始めているのです。しかし、地方で目に付くのは都会や海外の企業がつくった大きな自然エネルギー設備です。それでいいでしょうか。地域の人が守り育ててきた自然から生まれた利益は、地域に返るべきではないでしょうか。
やまがたの自然エネルギーは、やまがたの人が、やまがたの自然から作っている。そういう姿をこの冊子ではお伝えしていきたいと思います。やまがたの人と自然を輝くものにしていくために。新たにお二人を加えて、7人の志を感じてください。
やまがた自然エネルギーネットワーク 代表 三浦秀一
1 東根の太陽光からお米とワラビと電気を作る!
長瀬農園/ 秋葉慶次さん
2 地域の自然からエネルギー供給の仕組みを作る!
ソーラーワールド/武内賢二さん
3 米沢の太陽光でおいしいお米と電気を作る!
みつばち発電所/木村成一さん
4 庄内の風からエネルギーと地域の未来を作る!
加藤総業/加藤聡さん
5 豊かな森の木々から新しい地域経済を作る!
Pelletman/ 高橋睦人さん
6 牛舎の排泄物からエネルギーと地域の明日を作る!
ながめやまバイオガス発電所/後藤博信さん
7 地域の森の木々から頼れるエネルギーと安心のインフラを作る!
丸徳ふるせ/菅徳嘉さん
インタビュアー/ 三浦秀一
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