| 活動を知る |

第1回自然エネルギー学校レポート
農家のソーラー発電所づくりとソーラーシェアリング
講師長島彬 / ソーラーシェアリングを推進する会会長、CHO技術研究所代表
講師秋葉慶次、木村充 /
DATA2017年8月5日 / 東根市タンクトルセンター

ソーラーシェアリングの発案者、長島さんを迎えての
やまがた自然エネルギー学校2007年度第1回目。
参加者は県内各地はもとより、宮城県や岩手県からも、
そして農家の方々がおられました。

ソーラーシェアリングとは、農作物の上に
幅35cmほどの細長い形のソーラーパネルを間隔を開けて
並べ、農作物も育つよう光が当たるようにしたもの。
太陽のエネルギーを発電にも、農業にも分けて使うこと
からこの名がつけられましたが、長島さんが
ソーラーシェアリングを思いついたのは2003年の暮れ
だったそうです。そして、2010年8月に実証試験を開始。

多くの作物には、一定以上の太陽光が当たっても、
これ以上は光合成量は増えなくなる光飽和点というものが
存在するため、太陽光発電パネルで多少の光をさえぎっても
成長には影響を与えないという理屈なのです。

ソーラーシェアリングのポイントはやはり
この細長パネルを使うこと。
どうしてもよくある大きいパネルを使いたくなるのですが、
影によるむらが出やすくなるので、遮光率は35%以内を
推奨されています。また、ソーラーシェアリングによる
副次的な効果として雪解けが早くなること。
これは放射冷却が少なくなるからではないかということでした。

そして、事例報告では東根で耕作放棄地に
ソーラーシェアリングを上げる秋葉さん。
それに、鶴岡で農業倉庫の上にソーラーを上げる木村さん。
二人とも、協賛金を募ってソーラーを上げ、
農産物でお返しするという方法。
ソーラーの上げ方は違えど、農業をしっかり営みながら
電気も作る。山を削って巨大なメガソーラーをつくるよりも
いろんな意味でいいと思います。
課題はコストの低減。今回参加された農家の方で、
自分もやって見たいという方がおられました。

山形から次なるエネルギー兼業農家が生まれるよう、
やまがた自然エネルギーネットワークは
意欲的な農家をサポートしていきたいと思います。

(三浦)

| その他の記事 |

  • やまがた自然エネルギー学校 2019.06.19
    農地で電気もつくるソーラーシェアリング<酒田>

    ソーラーシェアリングは、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。作物の販売収入に加え、安定した売電による収入が継続的に得られるため、農業経営の安定 …

  • やまがた自然エネルギー学校 2019.06.19
    山形でもやろうよSDGs

    会社も地域も生活も、いろいろ問題が多くなってきましたが、目先のことだけ考えていても、自分に関係することだけを見ていても、なかなか解決しないものです。や …

  • お知らせ 2019.06.16
    映画「おだやかな革命」地域自主上映会募集!

    やまがた自然エネルギーネットワークでは、地域住民が地域資源を活用したエネルギー利用を考えることを目的として行う「おだやかな革命」自主上映会を募集します …

  • 電力会社を切り替え 2019.03.29
    電力会社を切り替える

    今まで山形県の家庭は東北電力以外から電気を買うという選択肢はありませんでした。しかし、2016年4月から自由化され、電力会社を選ぶことが可能になりまし …

  • やまがた自然エネルギー学校 2019.02.23
    山形新聞、荘内日報にに取り上げていただきました!

      先日鶴岡市で開催した「農地で電気も作る発電ソーラーシェアリング」の様子を山形新聞、荘内日報で紹介していただきました。

  • やまがた自然エネルギー学校 2019.01.14
    2019年から始まるフィット終了後の太陽光発電と顔…

    これまで住宅に設置された太陽光発電も、来年2019年から順次FITの買取期間10年の満了を迎えるようになってきます。このFIT終了後はどうなるのか、あ …

  • やまがた自然エネルギー学校 2019.01.14
    農地で電気もつくるソーラーシェアリング<第2弾>

    ソーラーシェアリングは、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。作物の販売収入に加え、売電による収入が継続的に得られるため、農業者の収入拡大による …

  • お知らせ 2019.01.03
    代表より新年の挨拶

      2019年、今年はどんな年になるでしょう。 昨年は大きな転換点となる年だったと言えるでしょう。 それは世界が地球温暖化防止に取り組むこと …